ディアプリンセス（2010年生、母レーシングスパイス）

ディアプリンセス（2010年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋王女」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したレーシングスパイスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）松平牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松平牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって273万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月18日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月28日、中9週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

3歳（2013年）

2月9日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

4月21日、中9週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサダムコーテイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったダノンルージュに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のファインスカイに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったインクレセントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月13日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

9月21日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて17着に終わった。

12月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

12月15日、連闘で迎えた12戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

4歳（2014年）

4月19日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

7月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい16着に敗れた。

9月14日、中9週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

11月2日、中6週で迎えた16戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

5歳（2015年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた21戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

6月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた23戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

10月18日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて17着に終わった。