ニジイロノコマ（2019年生、母マネーペニー）

ニジイロノコマ（2019年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「虹の駒。本馬の馬体より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したマネーペニーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はオリオンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方7戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞(一般C2 21)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリオンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、YGGオーナーズクラブによって1,674万円で落札された。

YGGオーナーズクラブにて総額2,640万円（2.64万×1000口）で一口馬主が募集された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月16日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

3月6日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月22日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4歳（2023年）

3月11日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの桑折特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの石打特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

2023年9月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月24日、中6週で迎えた9戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ホウオウプラージュにクビ差交わされて2着となった。

12月18日、中5週で迎えた11戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のクリノグリゴロスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクンバカルナに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

1月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2 14（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウユーマサニキミを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、バレンタイン特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったアンパトに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、東風特選（佐賀ダート1800m 小雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパワポケゴーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝