ネガティブリターン（1999年生、母Onemoresunrise）

ネガティブリターン（1999年3月31日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のHonour and Glory（当時6歳）と交配したOnemoresunriseが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地26戦4勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2003年のバレンタインステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

8月19日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルエンデバーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のディアンに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2002年）

1月27日、中6週で迎えた3戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

3月10日、中5週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

9月7日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月27日、中6週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダージョリーを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

12月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたニホンピロハーレー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4歳（2003年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

2月15日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグリーリーランドをハナ差だけ差し切って4勝目をゲットした。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で大西直宏騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4月13日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大西直宏騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

8月2日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大西直宏騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2004年）

3月28日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

7月3日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月25日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（6戦2勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月19日、中5週で迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川市制施行70周年記念（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

6歳（2005年）

1月22日、中4週で迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

3月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（7戦2勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

7歳（2006年）

1月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、菊池川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた28戦目は、緑川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。