クリノローツェ（2010年生、母スリリングディ）

クリノローツェ（2010年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ヒマラヤ山脈の山名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時14歳）と交配したスリリングディが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は平山牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、平山牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、永村侑によって147万円で落札された。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月15日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月10日、中7週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

3歳（2013年）

6月9日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた5戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4歳（2014年）

4月26日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のケイビイラッキーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月10日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ミナチャンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったオーミフェニックスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のダイナドラゴンをハナ差振り切って勝利をモノにする

7月21日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユキノハリケーンに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地康朗騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。