サイバーナイフ（2006年生、母ゴージャスクィーン）

サイバーナイフ（2006年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「医療ナイフ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時21歳）と交配したゴージャスクィーンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田忠幸。戦績は、地方17戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新生ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、吉田義昭によって525万円で落札された。

月岡健二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2008年）

8月16日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

3歳（2009年）

6月26日、約10か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウエスタンレッドにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローレンクラウンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中4週で迎えた4戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したナイキスターライトにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したイエスウイキャンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

11月18日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオーシャンスターに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったヨコハマボーイを3/4馬身捉え切れず2着となった。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3六七（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタケショウに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

3月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた17戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。