コトブキリボン（1990年生、母フクミツツバメ）

コトブキリボン（1990年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のタカラトウザイ（当時13歳）と交配したフクミツツバメが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は棚川克昌。戦績は、中央平地13戦2勝、地方24戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年のアラ系3歳400万下。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

6月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウンドビートを豪快な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月22日、中2週で迎えた4戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のライトフローラに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月19日、連闘で迎えた7戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた8戦目は、銀杯（京都ダート1800m 曇/重）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。鞍上は高橋康之騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた10戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

3月6日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上800万下（小倉ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上800万下（小倉芝1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で柿元嘉和騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月17日、中7週で迎えた14戦目は、櫻木英喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアリエスホークからクビ差の2着に甘んじた。

6月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のレイホーオオジャに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月5日、連闘で迎えた16戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（中津ダート1300m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤバビジンに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

8月13日、中2週で迎えた18戦目は、葉月特別（中津ダート1760m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた19戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は櫻木英喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた20戦目は、3歳戦のアラブ優駿（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で櫻木英喜騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた21戦目は、アラ系一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた22戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のニシケンシルクに半馬身の差をつけて5勝目をマークした。

12月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は櫻木英喜騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1994年）

1月15日、中4週で迎えた24戦目は、沖代賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般C1（中津ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は櫻木英喜騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤバビジンから3馬身差の2着となった。

4月10日、中3週で迎えた29戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月1日、中2週で迎えた30戦目は、アラ系一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた31戦目は、小田部雪騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた32戦目は、アラ系一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小田部雪騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月24日、中3週で迎えた33戦目は、アラ系一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小田部雪騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた34戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小田部雪騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた35戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小田部雪騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた36戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小田部雪騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた37戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小田部雪騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。