ブラックワード（2010年生、母ダイコーマリナ）

ブラックワード（2010年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時14歳）と交配したダイコーマリナが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、地方20戦3勝2着3回。2013年の東京ダービートライアルに勝利した他、2013年の’13雲取賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹川大晃牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、笹川大晃牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、高岡浩行によって199.5万円で落札された。

澤佳宏厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2012年）

6月8日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したデアカノンに半馬身届かず2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘビーヒッターに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘビーヒッターに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月22日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

12月27日、中5週で迎えた6戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたオーネットエース決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2013年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’13雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったアウトジェネラルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中4週で迎えた9戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオグリタイムに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月2日、中7週で迎えた13戦目は、立会川駅前通り繁栄会りょうくん特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた15戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた16戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた17戦目は、3歳オープンの’13スターバーストカップ（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた18戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

4歳（2014年）

4月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月3日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた20戦目は、南風賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。