メジロランセル（1988年生、母メジロフルド）

メジロランセル（1988年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニン（当時16歳）と交配したメジロフルドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害6戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の障害5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

5月26日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月29日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、宮田仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒダサンクロスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝2000m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

9月22日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は宮田仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4歳（1992年）

1月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイホープに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月9日、中3週で迎えた12戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた13戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた14戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で三浦堅治騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーシャトーに6馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で三浦堅治騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。