エスプリブラック（2000年生、母ヘイアンマテリアル）

エスプリブラック（2000年6月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のアマジックマン（当時8歳）と交配したヘイアンマテリアルが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）ショウリ牧場。戦績は、地方16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

11月17日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月23日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3歳（2003年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サッカーキングに交わされて2馬身差の2着となった。

2月25日、中3週で迎えた5戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカイソクヒューマを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月27日、中3週で迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るカイソクヒューマを異次元の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を挙げた。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のブライトフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた11戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の合歓特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（8戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4歳（2004年）

1月2日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

2月4日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた16戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。