バシレウス（2018年生、母ロイヤルライン）

バシレウス（2018年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「国王(ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したロイヤルラインが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井昭二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、カナヤマホールディングスによって691.2万円で落札された。

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月6日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3歳（2021年）

3月14日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、逃げるローウェルを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったラルフにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月18日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウケンジャに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスのニセコ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月18日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤岡佑介騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4歳（2022年）

1月9日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤岡佑介騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で藤岡佑介騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月9日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤岡佑介騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた14戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた15戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、祝・まさぶ～還暦特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた18戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月1日、中2週で迎えた19戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた20戦目は、10月22日オープン（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた21戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた22戦目は、今年もオーにゃん特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた23戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルエスペルトを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

12月11日、中1週で迎えた24戦目は、ゆうゆ生誕記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクリノライメイをアタマ差振り切って3勝目をゲットした。

12月29日、中2週で迎えた25戦目は、高知城特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

5歳（2023年）

1月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

1月18日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、浜あざみ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

1月25日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた28戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったペイシャワキアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月8日、中1週で迎えた29戦目は、二十三士公園特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた30戦目は、真友里ちゃん1歳特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したラヴレイアードにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月28日、中1週で迎えた31戦目は、早明浦ダム特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた32戦目は、祝ちかちゃん卒業特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したノーベルプライズに半馬身届かず2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた33戦目は、妙見山特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のペイシャワキアに2馬身半の差をつけて4勝目を収める

4月15日、中3週で迎えた34戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（12戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（14戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた38戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた39戦目は、一般B3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた40戦目は、一般B3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた41戦目は、倉兼騎手おつかれ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月19日、中2週で迎えた42戦目は、一般B2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサイセイセイに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

9月2日、中1週で迎えた43戦目は、久喜橋特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた44戦目は、一般A B（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。