ニケ（2009年生、母ナイツエンド）

ニケ（2009年1月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「勝利の女神（ギリシャ神話）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時8歳）と交配したナイツエンドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月24日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイブルトップガンをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/不良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

3歳（2012年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

3月25日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月23日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。16着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

4歳（2013年）

1月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5月18日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。16着に終わった。

9月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、撫子賞（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた14戦目は、ブルーサルビア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた15戦目は、天秤座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた16戦目は、サフラン特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。