カシノアマゾネス（2004年生、母ケイワンフランス）

カシノアマゾネス（2004年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女傑」。毛色は栗毛。種牡馬のアイシーグルーム（当時21歳）と交配したケイワンフランスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は野々宮牧場。戦績は、中央平地31戦1勝2着1回、中央障害9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月12日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた3戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月3日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したニシノタマテバコに半馬身届かず2着となった。

5月26日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

6月9日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワキノドライバーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月16日、連闘で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

9月2日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

4歳（2008年）

1月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた22戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた24戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて15着に終わった。

11月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（7戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

12月21日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

5歳（2009年）

1月18日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（9戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた28戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた31戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

10月24日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツライトから7馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で金折知則騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月20日、中3週で迎えた39戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

6歳（2010年）

2月7日、中6週で迎えた40戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。