タガノマーチ（2018年生、母タガノバラード）

タガノマーチ（2018年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+行進曲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時17歳）と交配したタガノバラードが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月19日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

10月18日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2021年）

2月28日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

3月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はロードサージュと並んで2着同着となった。

5月2日、中1週で迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月17日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンゼンシャインを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2022年）

1月15日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた17戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

5月21日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた19戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

2022年11月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。