ヒシシュシュ（2018年生、母ヒシラストレディ）

ヒシシュシュ（2018年1月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+お気に入り、すてきな(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したヒシラストレディが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月30日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は410kg。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスコバルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（2021年）

1月9日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月21日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエクスインパクトにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月11日、中6週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のガンバンテインに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月29日、中6週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したグレアリングアイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月18日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2022年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したシルブロンにハナ差届かず2着となった。

6月18日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの湯沢特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

5歳（2023年）

3月19日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの開成山特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウェイビーを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って久々に白星を挙げた。

7月30日、中3週で迎えた16戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月3日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2024年1月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。