オースチンエブリン（2006年生、母リクエストナンバー）

オースチンエブリン（2006年1月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名（車名）＋人名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時13歳）と交配したリクエストナンバーが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地18戦0勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C2 23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富岡広光から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、テンジンによって189万円で落札された。

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月2日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高山太郎騎手（7戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

2月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で高山太郎騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

3月26日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト菜の花特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（9戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（11戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（12戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた15戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池崎祐介騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた17戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた18戦目は、ファビィビット特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（14戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は池崎祐介騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池崎祐介騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月20日、中6週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロクハラに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。