ダンツキタイ（2019年生、母ルドラ）

ダンツキタイ（2019年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+期待。物事、結果に期待する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したルドラが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって935万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月26日、デビュー戦は西谷凜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2022年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西谷凜騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月30日、中6週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月22日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月13日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧加矢太騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。3着に入った。

4歳（2023年）

1月14日、中4週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧加矢太騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小牧加矢太騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンオリジンに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月17日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 雨/稍重）に出走。鞍上は小牧加矢太騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のショウナンアーチーをクビ差制して勝利を手中に収めた。