クリノフォーチュン（2001年生、母ダービージャコンダ）

クリノフォーチュン（2001年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋富・財産」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時8歳）と交配したダービージャコンダが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は（有）ダービースタッド。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方22戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の一般E4。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月24日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたナウシカトウショウ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

3歳（2004年）

7月17日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小林淳一騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1イ C2イ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4歳（2005年）

1月8日、連闘で迎えた9戦目は、一般C1ロ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で粂川京利騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

1月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1イ C2イ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で粂川京利騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ C2イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた12戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1ロ（宇都宮ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は粂川京利騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャッチライトからクビ差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた14戦目は、松浦高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゲッケイジュを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦高宏騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた17戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C6-3（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は小牧毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

6月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた20戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた21戦目は、林卓磨騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた22戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林卓磨騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月16日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般F2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレイクアメリカンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月22日、連闘で迎えた25戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般E7（高知ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイエスオナーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般E7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナンゴクジョオーに4馬身の差をつけて制した。

11月19日、中1週で迎えた27戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般E3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた28戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミハイルマッハに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5歳（2006年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず18着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた31戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた32戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。