ワードイズボンド（2011年生、母トロピカルナイト）

ワードイズボンド（2011年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マジで（英俗）」。毛色は青毛。種牡馬のグラスワンダー（当時16歳）と交配したトロピカルナイトが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地29戦4勝。主な勝ち鞍は2015年の朱雀ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月21日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

12月15日、中8週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3歳（2014年）

1月26日、中5週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に敗れた。

3月9日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスナッチマインドに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月15日、連闘で迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は義英真騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のガリバルディに1馬身半の差をつけて優勝

5月10日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

9月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンマルクイーンをクビ差だけ差し切って3勝目を手にした。

11月16日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

12月21日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4歳（2015年）

5月30日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサトノキングリーを半馬身振り切って休み明けの一戦を制した。

7月4日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5歳（2016年）

1月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（3戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月15日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（4戦2勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

6歳（2017年）

3月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（5戦2勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（6戦2勝）。17頭立ての15番人気で18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（7戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（8戦2勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。