ニシノアララギ（2006年生、母セイウンヒメラギ）

ニシノアララギ（2006年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北海道に群生する樹、イチイの別名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したセイウンヒメラギが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害9戦1勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のオマーン賞（東京芝1600m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（2009年）

2月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

6月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシマパフュームに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月6日、中6週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

9月16日、中0週で迎えた14戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月28日、中5週で迎えた15戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

12月20日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

4歳（2010年）

1月24日、中4週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

4月10日、中6週で迎えた19戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月25日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハクサンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

11月6日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2011年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた26戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月24日、中8週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は宗像徹騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。