プレジールシチー（2011年生、母エミネントシチー）

プレジールシチー（2011年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「喜び、楽しみ（仏）＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時12歳）と交配したエミネントシチーが14歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、中央障害7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にてで一口馬主が募集された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月2日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルファアリエスに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4月26日、中9週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったストロングサウザーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず最後はファンディータと並んで7着同着となった。

12月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、コアレスキングにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月3日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月2日、中9週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

10月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたカレングラスジョー決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカズノテナンゴに5馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

12月12日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

5歳（2016年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月14日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

11月26日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（2017年）

4月2日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月21日、中6週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったリアルキングから2馬身半差の2着に敗北した。

7月30日、中5週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田勇亮騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヨカグラに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7歳（2018年）

2月12日、約6か月半の休養明けで迎えた25戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で江田勇亮騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた26戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で江田勇亮騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。