モエレジーニアス（2003年生、母シャルナ）

モエレジーニアス（2003年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天才」。2005年にNARグランプリ最優秀ターフ馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したシャルナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地3戦2勝、地方4戦1勝2着2回。2005年の函館2歳ステークス(G3)に勝利した他、2005年の札幌2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カナイシスタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、中村和夫によって2,782.5万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

6月8日、デビュー戦は小野望騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマンマミーアに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野望騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったパフィオペディラムから2馬身半差の2着となった。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルクドラグーンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

8月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラッシュライフをアタマ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

10月1日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月27日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、2着となった。

3歳（2006年）

8月8日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。