ホウオウモントレー（2016年生、母モントレゾール）

ホウオウモントレー（2016年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+アメリカの都市名」。毛色は芦毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したモントレゾールが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は市川牧場。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月7日、デビュー戦はJ.モレイラ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、メイクハッピーに交わされて約10馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、ワイルドトレイダーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でJ.モレイラ騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のリトルモンスターに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2019年）

2月17日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5月25日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

6月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

9月28日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

10月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

4歳（2020年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

7月4日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月19日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5歳（2021年）

9月20日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた19戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のネオトゥルーをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6歳（2022年）

5月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

12月3日、中5週で迎えた25戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

2022年12月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。