ヒーリングピピ（2021年生、母デュークストリート）

ヒーリングピピ（2021年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「癒し+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のThunder Snow（当時7歳）と交配したデュークストリートが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は嶋田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石軽種馬共同育成センターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって682万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月22日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた2戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3歳（2024年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた4戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムボビーダンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のスノーストームに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月5日、中5週で迎えた9戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ラストデュエルに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた12戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスレイヴバンプに6馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のステッラ賞（川崎ダート1400m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐野遥久騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヤプシに交わされて5馬身差の2着となった。

10月21日、中6週で迎えた14戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

11月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、一般C2三四五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、ベルリン賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4歳（2025年）

3月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、赤津和希騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた18戦目は、牡牛座特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月20日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、シャキッとジューシー蓮田の梨賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は赤津和希騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた21戦目は、梨の都の護神シラオ仮面賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた22戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四イ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。