バンダムプレジャー（1998年生、母オギユークイン）

バンダムプレジャー（1998年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダミスター（当時16歳）と交配したオギユークインが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

8月19日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブリンディージをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の銚子特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4歳（2002年）

1月27日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタノツムジカゼを凄まじい末脚で半馬身差し切って2勝目を掴み取った。

2月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したアグネスパートナーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

6月16日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず16着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の笹山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤年毅騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2003年）

6月25日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、豊富ミルク特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のエクシードタイムに2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、レグルス特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた12戦目は、ミザール特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2004年）

11月10日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた13戦目は、中留伸治騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキンシストーンからクビ差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中留伸治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた15戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中留伸治騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。