マルタカルドルフ（1992年生、母マルゲンダイアナ）

マルタカルドルフ（1992年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時11歳）と交配したマルゲンダイアナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内白井牧場。戦績は、中央平地19戦2勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

久保田敏夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月15日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた3戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入った。

2月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続でM.ロバーツ騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた6戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、S.ソト騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月7日、中6週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のターゲットゾーンを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケンタミサイルに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

12月24日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は坂本勝美騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

4歳（1996年）

6月9日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の真間川特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、A.マシューズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5歳（1997年）

11月15日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6歳（1998年）

3月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、甲田守騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲田守騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた22戦目は、一般C6-3（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で甲田守騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のインターライナーに半馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

4月28日、連闘で迎えた23戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲田守騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた24戦目は、一般C6-2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で甲田守騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。