サニーハシレ（2000年生、母ツキハシレ）

サニーハシレ（2000年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時6歳）と交配したツキハシレが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は吉田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方14戦5勝2着2回。2003年のサラ・クイーンカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2002年のサラ・プリンセス特別(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小井土金一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2002年）

9月26日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヤスミオリオンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中5週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月15日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3歳（2003年）

1月19日、中4週で迎えた4戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のイッツマイライフに3馬身の差をつけて優勝

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルイチイサオーから半馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイコーマリナを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

5月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月8日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月21日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンハイサラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月10日、中3週で迎えた12戦目は、姫路チャレンジカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴山雄一騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で柴山雄一騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた17戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したインペリアルナイトに3/4馬身届かず2着となった。

12月31日、中0週で迎えた18戦目は、岐阜新聞杯（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のラストフォーチュンをクビ差振り切って雨中の激闘を制した。

4歳（2004年）

1月16日、中1週で迎えた19戦目は、若竹特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、ナンテン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた21戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（12戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクトハイタッチを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

3月17日、中1週で迎えた22戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた23戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーンオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。