ミステリーベルン（2017年生、母ミステリューズ）

ミステリーベルン（2017年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロアワーズ（当時10歳）と交配したミステリューズが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は市川牧場。2019年の金沢シンデレラカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2019年のフローラルカップ（タリスマニック(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、四本昭弘によって108万円で落札された。

小国博行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

4月24日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、コパノフィリップに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエゾノゴーカイオーに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月19日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた4戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの安平町安平山パークゴルフ場特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったエンジェルパイロに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた7戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモリノブレイクに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（タリスマニック（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のネーロルチェンテに1馬身の差をつけて3勝目を収める

10月17日、中3週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ10（門別ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミスカゴシマに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

12月31日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦3勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

3歳（2020年）

3月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったステラモナークに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中3週で迎えた13戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた15戦目は、キュンとするまち。藤沢杯（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月14日、中8週で迎えた16戦目は、日和風特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた17戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4歳（2021年）

4月22日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、春風賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

2021年4月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。