リアド（2019年生、母タイタンクイーン）

リアド（2019年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「中庭のある邸宅(アラビア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したタイタンクイーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年の若駒ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって5億760万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトルナヴァに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2022年）

1月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリューベックに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月26日、中8週で迎えた3戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月7日、中5週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月13日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの湯沢特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったスパイダーゴールドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月19日、中4週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの金山特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレッドバリエンテにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月24日、中9週で迎えた8戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケンハービンジャーに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2023年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.イーガン騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月18日、中9週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの白川特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、サンセットクラウドに半馬身交わされて2着となった。

8月20日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2024年）

1月14日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、L.L.モリス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

8月24日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。