ギンジロウ（1989年生、母ルンナ）

ギンジロウ（1989年5月22日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシエルシユールドール（当時6歳）と交配したルンナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の清里特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

7月5日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は504kg。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったセントビートルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた4戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた9戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のデュークワイをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月19日、中3週で迎えた10戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4歳（1993年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は坂本勝美騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本勝美騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂本勝美騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトウショウエクセルを半馬身振り切って制した。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のベストルチェーをクビ差振り切って雨下の一戦を制した。

5月30日、中3週で迎えた17戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月3日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、2着となった。

5歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の両国特別（中山芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月24日、約9か月半の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和宏騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

6歳（1995年）

1月15日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で加藤和宏騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で加藤和宏騎手（10戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4月15日、中8週で迎えた29戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

8月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた31戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、佐々木仁騎手を鞍上に迎えて、サファイア特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、水久保敏美騎手を鞍上に迎えて、リエンダ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた34戦目は、ブルースカイ特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐々木仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた35戦目は、鬼沢裕充騎手を鞍上に迎えて、B2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月6日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、錦秋賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼沢裕充騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた37戦目は、トパーズ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた38戦目は、オーチャード賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鬼沢裕充騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、一般B2三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木仁騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（1996年）

4月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた40戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鬼沢裕充騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた41戦目は、若葉特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐々木仁騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月1日、中0週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた42戦目は、郭公特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木仁騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた43戦目は、涼風特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木仁騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。