タイエンブレム（1995年生、母タイティアラ）

タイエンブレム（1995年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時7歳）と交配したタイティアラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着3回、中央障害5戦1勝、地方1戦0勝。2000年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

5月23日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の大通公園特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったオートハーミットに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウドイルに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のウォルトンラッキーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（1999年）

2月6日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったマイネルアパッシュに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月12日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエンプレスロッチを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

7月4日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したステップフォワードにハナ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2000年）

7月15日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた17戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアグネスゴアーに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月25日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3760m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2001年）

1月27日、中4週で迎えた20戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた21戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。