カツマサエース（1984年生、母カツエイコウ）

カツマサエース（1984年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時10歳）と交配したカツエイコウが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地6戦1勝、中央障害2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

柄崎義信厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

11月14日、デビュー戦は岩戸孝樹騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は528kg。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた2戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の長篠特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた4戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4歳（1988年）

1月16日、中3週で迎えた5戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のフーウンジに約14馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

2月21日、中4週で迎えた6戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウイージーから約11馬身差の2着となった。

4月16日、中7週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオギトールマンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。