インディードシチー（2017年生、母アンジェルブ）

インディードシチー（2017年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「なるほど＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のスピルバーグ（当時8歳）と交配したアンジェルブが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年のアスターテ賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月22日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月14日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月1日、中6週で迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3歳（2020年）

2月1日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

2月23日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた7戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月27日、中8週で迎えた10戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた11戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

10月14日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のシュペーア特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のフレッチャ特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

12月16日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、3歳戦のシュネーシュトゥルム特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4歳（2021年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、三茄子賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた16戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、アストレア賞（川崎ダート2000m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた17戦目は、ヴィクトリア賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた18戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、船橋JOCKEYS FESTIVAL 1st（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

4月19日、中0週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、アスターテ賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドシャドーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月7日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた20戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、幻!八幡平ドラゴンアイ記念（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2七八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた22戦目は、金蓮花賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は岡村健司騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月11日、中2週で迎えた24戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた26戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハクサンレモンをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

10月26日、中3週で迎えた27戦目は、ヤングジョッキーズTR船橋第2戦（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた28戦目は、一般C2八九（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で臼井健太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた29戦目は、樅木賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で臼井健太郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2022年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、柿本量平騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。