サンエムサテュロス（1997年生、母ドミンガ）

サンエムサテュロス（1997年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時6歳）と交配したドミンガが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の定山渓特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

9月4日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月26日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月4日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンプレジールをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2000年）

2月12日、中9週で迎えた4戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた6戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はユレルオモイと並んで8着同着となった。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月1日、中4週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2001年）

2月11日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた14戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

4月28日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシンコランダムに1馬身3/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月27日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の有松特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で畑端省吾騎手（3戦1勝）。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

8月12日、中7週で迎えた18戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月1日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズノツバサをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

10月14日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったイケハヤブサにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた22戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

5歳（2002年）

6月8日、約7か月の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（8戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で竹之下智昭騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6歳（2003年）

6月29日、約9か月半の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の鶴見特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は竹之下智昭騎手（10戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7歳（2004年）

5月4日、約8か月の休養明けで迎えた33戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新緑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月12日、中9週で迎えた34戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の高麗川特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた35戦目は、スピカ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。