シーアイリス（2001年生、母シーセレーネ）

シーアイリス（2001年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アヤメ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時15歳）と交配したシーセレーネが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方37戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月17日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月5日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツマエコジーンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリンヴィクトリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2005年）

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローレルスルーに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

1月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツクバハッピネスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストックオプションに5馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

4月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トウキュウオーにハナ差交わされて2着となった。

4月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョウエイウィークに4馬身の差をつけて優勝

7月2日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カミノジョウオーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月30日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（10戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマウントコジンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月4日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズC ウェルカムカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタガノウィンターに4馬身の差をつけて7勝目を手にした。

10月22日、中3週で迎えた24戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた25戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（12戦4勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒットメドレーに4馬身の差をつけて制した。

12月3日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（13戦5勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（14戦5勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（15戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（16戦5勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（17戦5勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（18戦5勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた32戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（19戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた35戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（20戦5勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた36戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月16日、中0週で迎えた37戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（21戦5勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（22戦5勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（23戦5勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた40戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、萩特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた41戦目は、カトレア特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた42戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の山陽新聞販売賞（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた43戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は三村展久騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。