トウカイフィット（2006年生、母ボブズディレンマ）

トウカイフィット（2006年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋適合する」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したボブズディレンマが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡部牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着1回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月19日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のラインディオーネに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中8週で迎えた2戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月25日、中4週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月21日、中3週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3歳（2009年）

6月13日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月26日、中9週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマチカネカミカゼ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2010年）

7月31日、約10か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

11月14日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5歳（2011年）

3月27日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊本城特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

4月9日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

8月21日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

11月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上500万下の紫雲寺特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

6歳（2012年）

2月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月1日、中8週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

7月21日、中2週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた22戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

11月6日、中8週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月17日、中5週で迎えた24戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、ジョイホース横浜賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

7歳（2013年）

1月4日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月24日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2十三十四（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2九十（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた30戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた32戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。