カクテルライト（2019年生、母エフティアクトレス）

カクテルライト（2019年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時10歳）と交配したエフティアクトレスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は明治牧場。2021年の若駒賞(地方重賞)に勝利した他、2021年の若駒賞(M2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

4月28日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るスティールルージュを豪脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月3日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた4戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、アップテンペストに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月7日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のビギナーズカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアップテンペストに6馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

10月4日、中3週で迎えた7戦目は、2歳M2の若駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリュウノガルシアに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月31日、中3週で迎えた8戦目は、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

デビュー前

小西重征厩舎（岩手）へ入厩。

3歳（2022年）

4月17日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定3歳M2のあやめ賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳M1の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳M3のイーハトーブマイル（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジクラウンに交わされて6馬身差の2着となった。

6月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳M3のウイナーカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のサンエイブレーヴに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

8月7日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本政聡騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳M2のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山本政聡騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4歳（2023年）

10月24日、約14か月半の休み明けで迎えた17戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で山本政聡騎手（12戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

デビュー前

小西重征厩舎（岩手）へ入厩。

11月20日、デビュー戦は山本政聡騎手を鞍上に据えて、スプリント特別（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。9頭立ての10番ゲートからスタート。出走取消となった。

5歳（2024年）

3月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、奥州弥生スプリント（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で山本政聡騎手（13戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。