フランコフォニー（2005年生、母メヤディーニ）

フランコフォニー（2005年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランス語圏。国際組織名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時13歳）と交配したメヤディーニが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地16戦4勝、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月1日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

10月27日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3歳（2008年）

4月15日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダイヤモンドフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のバイヨンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月21日、中9週で迎えた9戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アイアムドラマに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のローンウルフをアタマ差振り切って2勝目をマークした。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4歳（2009年）

4月19日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月17日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月7日、中2週で迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のカーネリアンシチーを半馬身振り切って久々の一戦をモノにした。

1月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（7戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のランフォルセに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月6日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（8戦4勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。