アップステージ（2004年生、母テンドラー）

アップステージ（2004年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人気をさらう」。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時8歳）と交配したテンドラーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,050万円（5.25万×200口）で一口馬主が募集された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月9日、デビュー戦はM.モンテリーゾ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3歳（2007年）

1月21日、中5週で迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入った。

2月10日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイエスバウアーをクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月29日、中8週で迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月21日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月1日、中5週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4歳（2008年）

1月27日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、リネンアカシアに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月1日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月29日、中6週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月2日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた17戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。