アイファーサラオー（2012年生、母アイファーペガサス）

アイファーサラオー（2012年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋サラブレッドより＋王」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時14歳）と交配したアイファーペガサスが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大林ファーム。戦績は、中央平地34戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったウィッシュハピネスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた5戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のカジノプレイヤーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

10月26日、中2週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

3歳（2015年）

2月21日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月5日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた15戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でH.ボウマン騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、5着に終わった。

4歳（2016年）

1月9日、中2週で迎えた17戦目は、D.マクドノー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた18戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた19戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月11日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

7月30日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウォーターメアヌイにクビ差届かず2着となった。

8月14日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルゴホウサイを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

9月25日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤懸貴志騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5歳（2017年）

1月7日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤懸貴志騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた31戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月21日、中9週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（11戦1勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。