トライベッカ（2002年生、母マスターピース）

トライベッカ（2002年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ニューヨークのダウンタウンの名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時12歳）と交配したマスターピースが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方14戦2勝。主な勝ち鞍は2006年の一般C3。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

7月3日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた6戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた7戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月17日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタイムアゲインをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2006年）

1月4日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキクノエナジーに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月15日、中0週で迎えた13戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はオペラアローと並んで3着同着となった。

8月7日、中1週で迎えた19戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。