デザートオブムーン（2011年生、母グラッブユアハート）

Desert of Moon

2011.03.06

デザートオブムーン（2011年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「月の沙漠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したグラッブユアハートが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月7日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

8月9日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヴァールハイトを半馬身捉え切れず2着となった。

8月31日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドナアヴィードに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月19日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2015年）

1月5日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフレンドスイートに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月7日、中8週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月9日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月11日、中8週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

8月8日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒムカをクビ差振り切って3勝目をマークした。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

11月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（8戦3勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5歳（2016年）

1月11日、中7週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（9戦3勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（10戦3勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（11戦3勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6月5日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（12戦3勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

10月29日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟芝1800m 外回り 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず18着に終わった。