リネンエンプティ（1996年生、母Sea View Picture）

リネンエンプティ（1996年5月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のNative Prospector（当時19歳）と交配したSea View Pictureが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年のマルチステッキ特別(C1以下)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月22日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた3戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

8月3日、中4週で迎えた4戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチエース特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エフテーサッチモアにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のマルチホープ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フォスターローズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のマルチステッキ特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールドシェーバーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

3月6日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、マーチ特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた10戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。