アロマックノーザン（1986年生、母タニノパレード）

アロマックノーザン（1986年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したタニノパレードが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地17戦2勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

3月25日、デビュー戦は田島良保騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキョウワマグマに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月30日、中4週で迎えた2戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のマックスハンターに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月8日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月26日、中6週で迎えた4戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4歳（1990年）

1月15日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月4日、中6週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

12月16日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

6月8日、中5週で迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた17戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。