カイジンボス（1999年生、母アグリーメント）

カイジンボス（1999年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ボス」。毛色は栗毛。種牡馬のトーヨーリファール（当時9歳）と交配したアグリーメントが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、地方19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳。

経歴

デビュー前

ゴールドホースクラブにてで一口馬主が募集された。

鶴田憲吉厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

6月1日、デビュー戦は鷹見浩騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカラーリングアイに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハネダティアラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月17日、中8週で迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4歳（2003年）

2月22日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、一般C2十（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十（大井ダート1390m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームフェローに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2五六七（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月12日、中7週で迎えた7戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2三（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、一般C2六七（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2三四（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた12戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したミスイナギを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、湯島特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月29日、中9週で迎えた14戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、深川特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2004年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

6月30日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。