カリニート（2017年生、母ケイエスアカリ）

Carinito

2017.04.21

カリニート（2017年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「愛おしい人（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したケイエスアカリが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳 隆男。主な勝ち鞍は2020年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高柳隆男から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、奥裕嗣によって1,080万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月28日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオークレイコートを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月1日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの秋明菊賞（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2020年）

4月5日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のファイヤーテーラーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2020年6月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。