エリモフェアリー（2009年生、母エリモパッション）

エリモフェアリー（2009年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖精」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時8歳）と交配したエリモパッションが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C2(牝)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月14日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

3月24日、中9週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

4月14日、中2週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したダノンドリームを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

11月22日、中9週で迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタキノプリンセスに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月26日、中2週で迎えた13戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカノヤベッピンサンを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

4歳（2013年）

2月13日、中6週で迎えた14戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月17日、中4週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では全く伸びず17着に終わった。

7月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。