モンドキャンノ（2014年生、母レイズアンドコール）

モンドキャンノ（2014年2月8日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「世界（仏）＋知ることができる。世界は知ることができる」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時11歳）と交配したレイズアンドコールが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。2016年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)で2着に入った他、2016年の京王杯2歳ステークス(G2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ユアストーリーによって1,620万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

6月19日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るドゥモワゼルを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したレヴァンテライオンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月5日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレーヌミノルを半馬身振り切って重賞ウィナーの称号を勝ち取った。

12月18日、中5週で迎えた4戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノアレスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（2017年）

3月19日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

5月7日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月12日、中5週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（2018年）

5月27日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。