ビービーイリューム（2003年生、母オクトニア）

ビービーイリューム（2003年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋～に光を注ぐ」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時8歳）と交配したオクトニアが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月27日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3歳（2006年）

1月9日、中2週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月18日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒノクニオゴジョーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月23日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月26日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4歳（2007年）

1月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。