サンヴィヴァン（2012年生、母サンデア）

サンヴィヴァン（2012年2月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ブルゴーニュの特級ワインの呼び名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時14歳）と交配したサンデアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の八百津峡賞(一般C15)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、山内晃によって820.8万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月5日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3歳（2015年）

7月19日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月19日、中8週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた4戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したハオウを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた5戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したブラッシングスターにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイザマイランをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るディアレストハリテを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2016年）

1月13日、中1週で迎えた9戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、新春特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のはらこめし賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた12戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4月14日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したカリオペイアにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月11日、中3週で迎えた14戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた15戦目は、八百津峡賞（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンマーシャルを次元の違う末脚で半馬身差し切ってファンの期待に応えた。

10月22日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。