リワードビエント（1994年生、母リワードジヤンヌ）

Reward Viento

1994.03.28

リワードビエント（1994年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のナグルスキー（当時13歳）と交配したリワードジヤンヌが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田湯牧場。戦績は、中央平地13戦2勝。主な勝ち鞍は1998年の寒狭川特別(500万下 牝)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月11日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3歳（1997年）

4月13日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

5月17日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月31日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

6月29日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングラッキーオーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月20日、中4週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（1998年）

1月31日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月28日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた11戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリトルシェーバーに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月5日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。